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2024/05/31

青木理事より コーヒーを飲みながら環境を語る(6) 景観を大事にするドイツ

ライン河沿いを走ってフランクフルトに入ると暫くするとウイスバーデンとなり、風光明媚な場所となります。さらに走るとマインツとなります。「印刷の父」グーテンベルクの生地で、印刷技術に関するグーテンベルク博物館があります。

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グーテンベルク博物館

ライン河沿いで収穫して造ったワインの集散地でもあり、昔、ワインの積み出しに使っていた古いクレーンが記念に保存されています。また、ワインを絞る機械も保存されており、このワインを絞る機械は印刷機を作る時に参考にされたとも言われています。

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ブドウ絞り機

このマインツからライン河下りを楽しむことができます。船を選べばコブレンツまでのライン河下りの船旅を楽しむことができ、筆者はコブレンツからリューデスハイムやマインツまでのライン河上りを2度体験しています。

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ドイツの源流から555kmポイント(ローレライ付近)

実はライン河には、橋の架かっているのが少ないことが言えます。マインツからコブレンツまでをライン河下りをすると橋を見ることがありません。

マインツからコブレンツまでのライン河の距離は約65kmもありますが、この区間には全く橋がかかっていません。この区間は「ライン渓谷中流上部」として世界遺産に登録されており、クルーズ船でゆったりと流れを楽しみながら、中世の雰囲気をたたえる古城や可愛らしい街並みなど、ロマンあふれる風景を眺めることができることでも有名です。橋を架けないで景観を大事にするドイツ人の深い思いを感じることができます。

また、コブレンツはライン河とモーゼル川の合流地点であり、「ドイチェス・エック(ドイツの角)」と呼ばれている。

ライン河は西ヨーロッパで最も重要で、かつ、風景明媚な河川で、ライン河は運河として重要な交通網であるだけでなく、歴史の中でしばしば政治や軍事的事件の中心となった。

ライン河は「母なるドナウ」に対して 「父なるライン」 と呼ばれている。このライン河はスイスアルプスのゴットハールトとザンクト・ベルナディーノ山岳地帯の氷河にその源を発しており、それぞれ前ライン、後ラインといわれています。 この2つのアルプス地域の流れはアルプスラインのクールの少し前で合流し、ブレゲンツでボーデン湖に流れ込んでいる。

ボーデン湖に流れ込んだラインの水は、シュタイン・アン・ライン近くでボーデン湖から再び流れ、シャウハウゼンの滝を通って、バーゼルまでを高ラインと呼ぶ。バーゼルからマインツまでを上ライン、そしてマインツからボンまでを中ラインと呼んでいる。下ラインでは、流れがだんだんゆっくりなり、河幅が広くなり、ルール地方を通り過ぎ、オランダを通って北海へ注ぐ全長約1,320kmの大河です。

このライン河には想い出があります。ドイツのデュセルドルフに住んでいた時に、なにか記念になることを残そうと思って、デュセルドルフから源流に向かって積み立て方式(尺取虫方式)で、毎月歩き、約450km分を歩いてフランスの国境まで達しました。ライン河を歩いたことによって自然を大事にし、景観も配慮していること知りました。

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