年頭所感 柴野会長より


新年明けましておめでとうございます。
昨年は東北地方太平洋沖大地震や台風12号、15号などの自然災害や、東京電力福島第1原子力発電所の事故など、天災、人災が多発した悪夢のような年でした。今年こそ、平穏な良き年になることを祈念して、あえて『新年明けましておめでとうございます。』と書くことにしました。
人は謙虚な性格と傲慢な性格を併せ持っています。これらの使い分けを誤ると大変な人災を招くことになってしまいます。自然環境に対しては、謙虚な気持ちで共生するという心構えが必要です。いくら頑張っても自然の脅威を抑え込むことができないのは、昨年の自然災害を見ても明らかです。自然の脅威を抑え込もうなどといった傲慢な姿勢を取り続ける限り昨年のような大災害は避けられません。
昨年、三陸地方の被災地を訪問してその被害の大きさに表現の術を失いました。それとともに、被災者の皆さんの復興への意欲の強さに人間の強さを感じました。復興への支援は次第に少なくなってきているといわれます。大災害からの復興には長い年月を必要とします。被災者の皆さんが安心して頑張れるよう、私たちは息長く支援を続けなければなりません。どこかの先生が、現地を見て生徒たちに伝えたいと言っておられたと聞きました。我々だけでなく、次の時代を背負う若者たちにもぜひ現状を知ってもらいたいと思います。人間のすることに完ぺきということはあり得ないのです。
相次いだ昨年の大災害の教訓として『人災を0にする努力をします。しかし、人災、天災を0にすることはできません。いかに被害を最小限に食い止めるかについて先人の経験に基づく知恵を含め検討し、努力します。』を今年のスローガンにしたいと思います。
従来は、企業経営にとって必要なことは、『製品・サービスの品質、価格、納期、顧客満足度』でした。
しかし、地球環境問題が喫緊の課題となり、市民の環境への関心が高まると、「地球温暖化、グリーン化、資源循環」といった環境配慮のない企業は淘汰されるようになりました。
更に、世界経済が下降線をたどり、出口の見えない不況に直面している今、企業が生き残るためには何をしなければならないのか。それは、企業の存続を危うくするリスクをいかに少なくするかに尽きると思います。
大企業はすでにリスク対策に着手していますが、中小企業には、まだ必要性を感じていない企業も多く見受けられます。私たちは、このような状況を改善するために支援をしていかなければならないと痛感している次第です。
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