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2010年9月の記事

2010/09/16

JETPA今月のキーワード「生物多様性」

2010915Photo2010915_2今年(2010年)10月11日~29日に名古屋国際会議場にてCOP10が開催される。COP10のCOPとは(Conference of the Parties)の略でつまり国際条約を結んだ国が集まる(締結国会議)をいい、10とはその10回目を意味する。COP10の主催者は生物多様性条約事務局(カナダ・モントリオ-ル)で日本は開催国で協力する形になっている。ここでの議題はCOP6(オランダ・ハ-グ開催)で採択された「生物多様性の損失速度を2010年まで顕著に減少させる」目標の達成状況の検証と新たな目標策定(ポスト2010年目標)、遺伝資源ヘのアクセスと利益配分に関する国際的な枠組み等といわれている。

ところで、生物多様性という言葉をよく耳にするが、生物多様性という意味には第1に.種の多様性、第2に.生態系の多様性、第3に.遺伝子の多様性の3つ意味を含んでいる。第1の種の多様性とは地球上には確認できているものは約175万種、未知のものを含めると3000万種の生き物がいるといわれ、この生存しているたくさんの種を意味し、第2の生態系の多様性とは自然には森林や湿原、干潟やサンゴ礁、河川や里山など様々な環境があることを意味し、第3.の遺伝子の多様性とは第2生態系の多様性(さまざまな環境)に応じて生物はいろいろ変化対応する(個体差をもつ:同じ種でも形・模様が異なる等)ことを意味している。つまり地球上の生物はさまざまな環境に適応して長い進化の歴史の中で生きぬいてきており、この環境が人力により短期間急激に崩れることは生物の世界に及ぼす影響は大きく、複雑な相関関係にある生命体(いのち)を脅かすことになることを意味する。また人力によるこの環境の崩壊はまわりまわって人間にも影響を与えると危惧されている。人間は地球上の酸素や気温、湿度、土壌、水の循環、他の動物や他の植物を利用して生きているわけで、人間の生活基盤がこの生物多様性の中で育まれている。生物多様性を考えることは人間の自然に対する傲岸不遜な態度を改める良い機会といえるかもしれない。写真:「狼」「雷鳥」「白熊」出典:イメ-ジイラストより


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2010/09/01

猛暑に寄せて 進化する空調技術3 (ヒートアイランド現象を防止する空調技術)

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㈱空調服の市ヶ谷社長は空間全体を冷やすのではなく、人体と衣服の間に空気を流し人体近傍を冷やすことにより省エネと温暖化防止のパ-ソナル空調技術を確立し、この技術から空調服はいうまでもないが、空調ザブトン、空調ベッド、などいくつかの製品が生まれ、現在も新しい製品開発の研究と様々な分野への応用が検討されている。今回はこの空調技術とヒートアイランド現象について考えてみた。ヒートアイランド現象とは都市中心部で気温が郊外に比べて高くなりグラフ化すると島のように盛り上がり高くなることから呼ばれる現象をさすが、その原因は地表面がアスファルトやコンクリートの人口構造物で固められているため熱が吸収・蓄積されやすくなったことと、エアコンや自動車などの排熱が主たる理由としてあげられている。わかりやすくいうとエアコンを使用する。→都市の熱帯夜、熱中症が増加する。→暑いためにさらにまたエアコンを使用するという悪循環が繰り返されているわけだ。又、都市中心部の温度が上昇すると集中豪雨が増加し、都市型洪水が増加するなど、ヒートアイランド現象は近年の異常気象の要因ともいわれている。そういえば昔と比べて熱帯夜や局地的な大雨や土砂災害が増えたような気がするのは筆者だけであろうか?
最近ではエアコンの省エネ製品が売り出され、年間の電気代が昔の製品と比較するとだいぶお得というのがうたい文句だが、排熱しないというエアコンはみたことはない。夏場にエアコンの後ろを通り排熱を浴びてムッとする経験をした人は多いと思う。エアコン温度を28度にしましょうというスローガンは十分うなずけるが、猛暑時、家のエアコンの設定温度28度を維持することはヒートアイランド現象が発生している都会では実際、無理ではないだろうか?(大きな庭や公園や池を持っている人はできるかもしれないが・・・)どうしても27度、暑いときにはさらに温度設定を下げているのが都会の猛暑・熱帯夜・熱中症対策ではないだろうか?最近ではエコ疲れという言葉さえでてきている。市ヶ谷社長が開発した空調技術(空調服・空調ベッド)は28度~35度の室内であればエアコン無しで快適に過ごせる省エネ製品であり、排熱はない。排熱をするエアコンと大きく違うところにこの技術の革新性がある(人間の体を気化熱を利用して冷やす技術:生理クーラー)。本技術が家庭、事務所に普及すればエネルギ-消費、熱中症、ヒートアイランド現象が減少し、我々は熱帯夜から解放されることになるだろう。「エアコン温度を28度にしましょう」というスローガンに(ただしヒ-トアイランド現象防止と熱帯夜からの解放技術を用いて)」という文章を加えたスローガンに変えてみてはどうだろうか。本技術が環境負荷低減製品としてさらなる進化を遂げ、普及していくことにエールを送りたい。(猛暑の8月 埼玉県にて鈴木理事)

写真左より「猛暑で問合せと注文が殺到 ㈱空調服市ヶ谷社長」、「上昇する都会の温度」、「東京における熱帯夜の日数(年間)」、下段左より「ヒ-トアイランドの仕組み」、「パ-ソナル化を可能にするス-パ-スペ-サ-」 出典:環境省ヒ-トアイランドガイドラインより熱中症環境保健マニュアル(2009年6月改訂版)、㈱空調服資料、 環境省 ヒ-トアイランドガイドラインより

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