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2010/08/01

少子高齢化時代を迎えて(私の夢)           柴野監事より

12地球規模での環境問題の広がりが憂慮されている一方で、人口問題が重要な課題となっています。発展途上国では、人口の爆発的増加の問題が起きていて、飢餓が進んでいるというが、先進国の一部では、少子化による人口減少にともなう労働力の不足が深刻な問題となっています。 日本では、高齢者人口の増加に伴う年金問題が、重大な問題を抱えるとともに、老老介護、一人暮らし世帯の増加が、大きな社会問題となっていて、今後当分の間は、深刻さを増すばかりだと考えられる。平均寿命が延びているにもかかわらず、少子化による人口減少という問題を抱えています。 政府は、年金制度をいじくってみたり、高齢者問題解決の糸口をつかもうと努力する一方で、子供手当の創設などで労働人口を確保しようとしている。しかし、これらは、いずれもが独立した政策で、将来を展望した政策とはいい難い。 1950年代以前の社会形態を振り返ってみると、多くの子供(兄弟)がいて、何世代かが一つ屋根の下で暮らしていました。ところが、経済の高度成長期を迎えた頃から、核家族化が進み始め、労働力の都市集中、世帯収入の増加が拍車をかけました。 その結果、現代の少子高齢化問題に至ったのではないか。そこで、私は、次のような構想(夢)を育てながら、いつか実現することを期待しています。

地域コミュニティの形成について

地域コミュニティの必要性
① 少子化の弊害の解決
中国の少子化政策の失敗の原因が、過保護、過教育という甘やかしであるという教訓が、日本の場合にも当てはまる。過保護、過教育による、忍耐力、思いやりの欠如、自信過剰、自立心の不足、さらには少年犯罪の増加・凶暴化といった弊害を除去する必要がある。
② 高齢化社会への対応
戦後の経済成長の象徴であった、ニュータウンの活気が、いまや老齢化社会の象徴のようになっている。老人が老人を介護し、疲弊し、親族殺人、自殺の増加が見られる。核家族化した老人世帯が安心して、生活できる状況を作っていかなければならない。少子化の弊害、高齢化社会の現実を認識した上で、これらを解決できる方法(制度)を考えなければなりません。

地域コミュニティの形成
1950年代以前の社会が、なぜ大きな問題もなく維持出来ていたか。それは、現代社会の諸問題の裏返しに他ならない。すなわち、身内、他人の区別なく、老人が地域の子供のしつけとお守りを引き受ける。といった社会(コミュニティ)を形成していたからです。一方、老人への介護、医療については、医師、看護師、介護士、福祉士といった職業の人がコミュニティ内に住居を構えて、そこから、それぞれの職場に出かけてもらう。いわゆる、昔の大家族の拡大版です。

地域コミュニティをどこに作るか
地域コミュニティ形成のような事業には、かなりの事業費が必要であり、仕掛けつくりには、行政のような組織の関与は不可欠と思われる。最近は都市部、農村部を問わず廃校となった学校があちこちで活用されないままになっています。この校舎を地域コミュニティ形成の場とすれば、一石二鳥、あるいは、それ以上に活用できるのではないでしょうか。廃校を再利用する理由としてもうひとつ、災害時に避難所として利用される事の多い学校は地形的にも安全な場所に建っている事が多いからです。異常気象の多い現代、災害時に出来るだけ多く体の不自由な老人、子供がまだ幼い家庭を安全に救護する為にも、廃校を利用出来ればと思います。

地域コミュニティの効果
①必要性の部分でも書きましたが、江戸時代に代表される下町の良さ、他人の子供であっても悪いことは悪いこと、良いことは良いこと、の判断が出来るようにしつけすることを老人が受け持つことにより、青少年の非行防止に効果がある。反社会的な行為にはリスクが伴うといった当たり前の事が、希薄になっている青少年を、地域全体で見守り、育てる事が重要だと思います。
②小さな子供を抱える若年世代は、子供を地域の老人に預けることによって、安心して働くことが出来る。そして、戦後を乗り越えて日本を発展させてこられた先人たちの知恵を、幼少期から老人と触れ合う事で継承出来る。老人達も子供に自分達の知恵を授ける事に対して、生きがいを見出す事が出来る。
③地域住民の面倒を見る(経験を生かす)こと、及び医師、看護師、介護士、福祉士といった職業の人が住んでいるというだけで、老人の孤独感、疎外感が緩和される。勿論、地域住民の面倒を見る側の人間には、国、都道府県、市町村からの控除的な制度を設定し、進んで『コミュニティに住みたい』もしくは、『コミュニティ近隣で開業したい』といった気持ちになる様にする必要もあります。

おわりに
日本社会の健全な発展を推進するとの認識の下、わが子への虐待、青少年の非行、若年世代の富不就労、老人世代の老老介護の行き詰まり・孤独死といった現代社会のマイナス部分を改善するため、私たちは現状を直視し、是々非々の考えで、真剣に取り組まなければならないことを痛感しています。

図:イメ-ジイラストより

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