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2009/06/01

JETPA 今月のキ-ワ-ド「宇宙太陽光発電」

21化石燃料が枯渇する危機感とクリーンエネルギーへの期待から宇宙太陽光発電が話題になっている。宇宙太陽光発電は宇宙に太陽光を集める大きな静止衛星(太陽電池パネルを翼のように広げ、反射鏡が取り付けられているイメ-ジ)を打ち上げそこからマイクロ波やレーザー光を使ってエネルギーを地球に送りこむという壮大なもので、いわば発電所を宇宙に造り地球へ送電する装置と考えればわかりやすいだろう。エネルギーを受け取る地球では受電素子で電気や水素に変換してエネルギーとして使用することができる。この技術が確立すると月面に発電所を造り地球に送電することも可能になる。又、送電技術の発達はエネルギーを無線のように飛ばし特定のモノに供給することも可能になるわけだ。
宇宙太陽光発電は天候に左右されない事、安定した太陽光発電ができる事、資源の枯渇やCO2の問題が発生しない事、エネルギー送電技術の開発が促進される事等が長所としてあげられる。課題はコストが高い事(打上費用+建築費用+部品費用等)、送電技術(位相制御技術:地球上の特定したところに正確に送電する技術)や大気中を通過するマイクロ波とレーザー技術の安全についてさらなる研究・検討・調査が必要である事が指摘されている。日本では宇宙航空研究開発機構(JAXA)や経済産業省で研究が進められている。(構想は1968年米国で提唱された。)
 地球上のエネルギー不足の問題を解消するため衛星打上費用等は地球規模(国連など)で負担しエネルギー不足の国に送電することができれば持てる国持たざる国の不公平がなくなるのではないかとふと考えさせられた。宇宙太陽光発電はコスモポリタンの発想を呼び寄せる何とも夢のある壮大な構想ではないだろうか。
写真:イメ-ジイラスト

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