年頭所感 柴野会長より
新年明けましておめでとうございます。
わたくしたちの「NPO環境技術推進機構」も設立以来、5回目の新年を迎えることができました。これも、「NPO環境技術推進機構」のホームページを開いてくださる皆様の温かいご支援、そして、会員の皆様はじめ、理事各位のご指導、ご協力があったからと感謝しております。今後も努力を重ね、皆様の役に立つNPOを目指したいと思います。どうかよろしくお願いいたします。
「もったいない」と「みっともない」
「もったいない」とは、広辞苑によると、①神仏・貴人などに対して不都合である。②恐れ多い。かたじけない。ありがたい。③むやみに費やすのが惜しい。と書かれているとおり、昔から使われていた言葉である。特に、われわれ戦後の物資不足の時代を経験した者は、この言葉が身にしみていて、日常的に「もったいない」の言葉を使っている。 しかし、この言葉は、環境分野としては初、そしてアフリカの女性としても史上初のノーベル平和賞を受賞した、ワンガリ・マータイさんが、環境3R(“リデュース(ごみ減量)”“リユース(再使用)”“リサイクル(再利用)”運動を一言で表現できる『もったいない』という言葉に、他の言葉にはない地球資源への尊敬の念を感じ、「「もったいない」を世界共通語にしよう。」と呼びかけたことで、一躍世界共通語となり、広まった。
また、マータイさんが、風呂敷を「もったいない精神の象徴」と紹介し、当時の環境大臣小池百合子さんが広めたことがきっかけで、もったいないグッズが社会を席巻したことも、記憶に新しい。
一方、「みっともない」は、大辞林等によると、「見とうもない」から変化した言葉で、「とても見ていられない。体裁が悪い。見苦しい。」の意味となっていて、人に見られたら格好が悪い・体裁が悪いという気持ちを表す言葉である。自分の行動を第三者的に観察して、評価するというすばらしい自己評価の手法から生まれる表現で、「もったいない」以上に大切に使いたい言葉の一つである。欧米では、歩きながら飲食することは、日常的なことではあるが、日本では「みっともないこと」とされていた。タバコやごみのポイ捨ては、「見とうもない」光景だ。
他人に「見とうもない」と思わせないように心がけ、日本国民として「みっともない」ことは、もう終わりにしたいと思います。 我が国には、このような言葉だけでなく、われわれがその良さを感じなくなってしまっている習慣、制度等で、世界に誇れるものがたくさん埋もれています。これらを積極的に発信していくことを通して、日本の日本らしさが認められ、世界の共通語として広まることを期待したいと思います。
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