JETPA Gallery 「ホタルイカの身投げ」

「ホタルイカの身投げ」とは物騒な話だ。4月から5月にかけての新月の夜、満潮の頃に海岸近くへ産卵にやってきた「ホタルイカ」が、砂浜に打ち上げられて息絶える様子を言ったもので、富山県の一部の海岸でのみ見られる幻想的な光景である。わたしは、「ホタルイカの身投げ」が始まったという話を聞いて、早速出かけてみた。深夜1時を過ぎて、神通川河口の近く、八重津浜というところに着いた。波打ち際でホタルイカが青白くきらきら光っている様は、よく晴れた日の「天の川」そっくりである。長い2本の足先を振りながら光らせ、「キュッキュッ」と物悲しく泣くような音を発している様子は、感動的なシーンで、言葉が出なかった。
写真左:「浜辺に打ち上げられたホタルイカ」、右:「青白く光るホタルイカ」 文・写真提供は柴野会長
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