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2008/02/29

株式会社バンダイ  「ア-スカプセル 昆虫採集」の開発 (玩具と環境について聞く)

Img_0601Earthcapsule今回はエコプロダクツ2007にて農林水産大臣賞を受賞した(株)バンダイを訪問し、その受賞した商品である「アースカプセル 昆虫採集」についての話を伺った。対応していただいたのはプロダクト保証部 環境推進チ-ムの金子健児マネージャーと社長室 広報チ-ム 禰宜田玲子サブリーダーである。

- 受賞したアースカプセルの開発にいたるまでのバンダイの環境活動の経緯について
バンダイでは、1999年ごろからポリ塩化ビニル製品に可塑剤としてフタル酸エステルの使用を自粛し始めました。また、容器包装リサイクル法をきっかけに玩具の容器包装の見直しや、玩具の素材の変更に取り組んできました。梱包材の見直し(発泡スチロ-ルから古紙を再生したパルプモールドへの転換)、商品パッケージの空間率{(パッケージ容積-商品体積)÷(パッケージ容積×100)}の低減、役割を終えたゴムの木をリサイクルして作られた木製玩具「レコロ」の開発、無包装商品の取り組み(玩具の容器の再使用)、プラモデルのランナー(プラスチックを金型に流し込むときの通り道の部分)の削減等、様々な活動を行ってきました。 その中でも年間1億個以上も生産される人気の商品カテゴリーである自販機専用カプセル商品、「ガシャポン」のカプセル容器は、ほとんどがプラスチックごみとなるため、2004年ごろから、容器の一部を商品として使用するなどの見直しがはじまりました。この見直しでは1)ガシャポンのカプセル容器自体を減らす研究と2)カプセル容器をプラスチック以外の素材を活用する研究の2つを実施しており、素材活用の研究の過程の中で、バイオマスプラスチック素材との出会いがあり、アースカプセルが誕生したわけです。当初は包装材に使用されているパルプモールドをガシャポンのカプセル容器に活用できないか検討していましたが、古紙の価格高騰もあり、さらに別の素材の検討が必要になりました。そのときに、有機資源からできるバイオマスチップの存在を知り、試行錯誤を繰り返しながら商品にすることができました。(千葉県・山武市産の杉の間伐材を有効活用)。

- 玩具と環境意識について
玩具は人々に夢を与える商品で、最近では、子供だけでなく大人の遊び心に訴える商品も続々と出てきています。消費者は玩具を購入する場合、環境のことを考えて購入しているというよりは楽しさやおもしろさを大きな理由として購入しています。しかし「アースカプセル 昆虫採集」のように、玩具(商品)のできあがる背景(環境配慮設計)にも興味を持ってもらい、モノづくりの環境も考えてもらえる玩具(商品)の開発は子供達の環境教育の面からも意義があることと思います。

- 「アースカプセル 昆虫採集 コーヒーver.」について
今春(3月下旬)にキーコーヒー(株)様と共同開発したコーヒーの豆の薄皮(シルバースキン)を原料とするバイオマスチップから「アースカプセル 昆虫採集 コーヒーver.」を発売します。受賞した「アースカプセル 昆虫採集」と同様にカーボンニュートラルの素材のため二酸化炭素の排出を抑制し、温暖化防止を推進する玩具(商品)になります。コーヒーの香りもカプセルから少し漂う新商品です。手にしていただければと思います。

- ヒアリングを終えて
玩具と環境との接点について大変興味深く話しを聞くことができた。企画・創造力のある玩具産業において今後のエコマインド・エコプロダクツの各方面への展開が楽しみである。

写真:左より(社長室 広報チ-ム 禰宜田玲子サブリーダー、プロダクト保証部 環境推進チ-ムの金子健児マネージャー)、(受賞したア-スカプセル 昆虫採集)

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