「風力発電ハイブリッド車は作れないか」 柴野会長より

京都議定書の発効によって、先進国は温暖化ガスの削減が義務付けられ、2008年から2012年までの間に、1990年比で、先進国は全体で少なくとも5%の温暖化ガスを削減しなければならなくなった。日本では、1990年比6%の削減が必要で、エネルギー転換・産業・民生・運輸・廃棄物の各部門で努力が続けられている。民生・運輸の両部門では、1990年以降20%を超える率で、逆に排出量が増加しており、この部門の努力が、目標達成のキーとなるかもしれない。運輸部門では、バイオエタノール混合ガソリンやバイオディーゼル燃料の使用といった代替燃料の導入や、エコドライブの推進などと共に、ハイブリッド車や低公害車の導入が進んできている。
『ハイブリッド車とは、エンジンとモータの2つの動力源を持ち、それぞれの利点を組み合わせて駆動することにより、省エネと低公害を実現する自動車のこと。停止時や低速走行中に発電したものをバッテリーに蓄え、加速時にエンジンパワーに上乗せして電気動力を駆動輪に伝えるパラレル方式と、エンジンを効率の良い回転数で運転して発電し、これをバッテリーに蓄えてモータのみで駆動するシリーズ方式、さらに両者の機能を併せ持つコンバインド方式などがある。いずれも、減速時にはモータを発電機として使い、ブレーキエネルギーを蓄電することもできる。』 (EICネット・環境用語)一方、地球温暖化対策のため、化石燃料の使用量削減を目指して石油代替の新エネルギーの開発がすすめられている。その中でも、風力発電は有力で、資源エネルギー庁や、NEDOが補助をして、近年急速に導入量を増加させている。風力発電は、風況と立地条件に大きく左右されるエネルギーで、平均風速6m/s以上の風が必要という。今まで聞いたことのない話しだが、私は、この風力発電を、自動車に使えないかと考えている。6m/sを時速に直すと、22km/s弱で、自動車の走行スピードで十分だ。風速はクリアーできそうなので、後は、発電機の重量と占有スペースの問題、そして、風車が受ける風の抵抗を如何に少なくするかである。既存の技術をうまく組み合わせることによって、『風力発電によるハイブリッド車』の誕生が、夢ではなくなると考えている。
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