「地球温暖化と地産地消」 柴野会長より
近年世界的に異常気象といわれる現象が頻発しています。
乾燥、豪雨、巨大台風、大寒波、異常高温など、数十年に一度出現するかしないかというような異常気象現象が世界各地を襲っています。
今年の日本は、梅雨明けが遅れ、東日本では低温のため作物の生育が遅れる一方、西日本では、少雨の後、豪雨が続きました。梅雨が明けると一転して高温の連続です。私の住む富山県でも、先日38.5度というとんでもない気温を観測しました。耐えられない思いがしました。
地球温暖化というのは、旱魃と豪雨、寒波と高温という、極端な現象の振幅を増大させながら進行していくものなのでしょう。
そして、人類をはじめ、地球上の生物は、どこまで耐えられるのでしょうか。動物は、生息範囲の移動を比較的簡単に出来るでしょうが、植物は、自分では移動することが出来ません。世代をつないでいきながら移動せざるを得ない分、分布地域を移動するのには、長い年月を必要とします。
私が就職以来、公私共にお世話になっている、元大阪府立大学学長の矢吹萬壽先生と先日お会いしたときの話です。先生から、「富山に引越しして3年になるが、大阪と違って涼しいだろう」と聞かれた私は、「引越しした年は、さすがに涼しいと感じましたが、3年も経つと大阪の時と同じように感じます。」と答えました。
すかさず、「君は、私が以前に教えたことを忘れとるだろう」と一喝されました。
先生の教えとは、『生物は、その土地の気候風土に適応することで、存在している。人間も、その土地に適応することで、寿命を全うすることが出来る。人が土地に適応するとはどういうことか。それは、すなわち、その土地で取れるもの、野菜、果物、魚、肉など、食料は、地産地消を実行することでかなえられる。熱帯や砂漠地域、極北の地で生活している人たちが生きていけるのは、地産地消を実行しているからこそ、厳しい環境の中でも生きていけるのだ。』というものでした。そして、「君が今年の富山の夏は耐えられないほど暑いというのは、地産地消が足りないのではないのか。」といわれました。私たち夫婦は、地産地消にこだわっていて、産地を確認しないで購入することなど考えられないほど徹底しているので、体質が、まだ地産地消に追随し切れていないのかなと考えています。
人は、人類発生以来、気候の変動には追随してきているので、地産地消の実行で、さらに生き延びることは可能だと思うが、異常気象の振幅が増大することには、どこまで耐えられるかは、分からない。熱中症で死亡する人が増えてきていることからも、このような変化には、弱いと思われる。子、孫の代まで快適な生活を保障するため、地球温暖化を防ぐことが喫緊の課題といわれて久しいが、実感に乏しいというのが現状のようだ。目先のことにこだわらず、長い目で地球のことを考える思想の普及が求められる。
イラスト:富山県HPより
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投稿: 「旬の話題ブログ」スタッフ | 2007/09/03 12:05