ガラス再資源化協議会の代表幹事 加藤聡氏に聞く



今回はガラスの環境ビジネスモデルを提唱するガラス再資源化協議会の代表幹事 加藤聡氏にガラスのリサイクルについてのお話を伺った。 「はじめにガラス再資源化協議会(the glass Recycling Committee of Japan)について話をしますとこの協議会の目的は廃ガラスの再資源化に関する産官学の連携(ネットワ-ク)の構築と再資源化技術の研究・開発・実証・普及・促進にあります。研究・開発した技術を広く迅速に普及する体制ができているといっていいでしょう。次にここで研究・開発された商品は賛同していただいた会員企業の皆様が商品として販売しています。廃ガラスをリサイクルして製造した壁タイル、ブロックは、現在、地方自治体の施設、歩道、公園等などで幅広く使用されています。この廃ガラスのリサイクル技術に関して簡単に説明すると、まず1)従来の1200℃の焼成温度を1000℃に下げることによりCO2の排出量を32%低減できたこと。2)資源の枯渇化と自然破壊を憂慮し廃ガラスと調合する粘土の使用量を30%と抑えていること3)タイルはLCA(ライフサイクルアセスメント)評価を実施し、資源の消費、地球温暖化・酸性化・エネルギーの4つの合計インパクト評価では通常磁器質タイルと比較して47%の低減可能であること4)再々のリサイクルが可能なことがあげられます。さらに環境商品としてエコマ-ク認定商品であり、グリ-ン購入法特定調達品に指定されています。また、新技術情報提供システム(NETIS)に登録しています。最後になりましたが技術を普及させるには研究開発とそのプロジェクトの体制や開発商品を取り巻く制度を検討し、ネットワ-クを構築していくことが重要です。
本協議会の幹事企業であるクリスタルクレイ(株)では、収集から再利用までの一貫したプロセスとネットワークそのものをデザインし、循環型社会に向けた実効性の高い新しいリサイクル産業システムの構築とビジネス創出を果たした点が評価され2001年度 グッドデザイン賞 エコロジーデザイン賞を受賞しています。」
環境技術のビジネスネットワ-クを強力に展開するガラス再資源化協議会の今後の動きが楽しみである。
NETIS:国土交通省行政WANを通して民間等からの新技術情報の収集、事前評価、試行、事後評価、さらに有用な新技術の公共工事への活用を一貫して行うしくみで、最新建設技術やパイロット事業等の施工実績・評価等の情報を自由に検索、閲覧できるシステム
写真左より:ガラス再資源化協議会 代表幹事 加藤聡氏、透水・保水性のあるセラミックブロック、ガラス再資源の多種類のタイル・ブロックのサンプル、写真下段:グッドデザイン賞(エコロジーデザイン賞)のイメ-ジの展開
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